カサゴ
"カサゴ" (フサカサゴ科・カサゴ属・硬骨魚類)
体長は20~30㎝、普通は黒褐色ですが、住む場所によって、いろ
いろな体色のものがいます。深いところにいる物は赤みが強く、
体側・頭部には不規則な大小様々の黄色い斑点が散在しています。
冬期は美味で煮付け・塩焼き・椀物・粕漬けなどに重宝される。
タラバガニ
"タラバガニ"(鱈場蟹・節足動物・甲殻類・タラバガニ科)
海水温度の低いアラスカ・ベーリング・千島・北海道・沿海州などの
に分布します。日本海では朝鮮海峡あたりまで南下します。「カニ」
と呼ばれていますが、実は「ヤドカリ」の仲間です。”肉”は美味で
生シャブ・塩茹で・フライ・鍋ものに重宝され、焼きガニは甘さが増
し一段と美味です。甲羅は22㎝、第一脚をひろげると145㎝にもなり
ます。
ケガニ
"ケガニ" (節足動物門甲殻網十脚目クリガニ科の食用カニ)
一属一集種で寒海性で北海道沿岸に多産し、分布は太平洋沿岸では
宮城県付近に、日本海では福井県沖、さらには韓国東海岸まで南下
しています。"タラバカニ"とは姿・容が変わり、何故か「優しさ」
を感じさせます。味も極めて、繊細な柔らかな深みがあります。
甲羅一杯に詰まった、=ミソ=はなかなかの珍味で、熱燗の酒を
注ぎ、飲む酒は、「フグ」のヒレ酒に匹敵します。
オニカジカ
"オニカジカ" (カサゴ目・カジカ科)
カサゴ目の魚は、世界の浅い海に、一部は大陸棚斜面や淡水に約
1270種、日本には360数種が生息します。背びれと、尻びれに発達
した朿(棘条)があり、腹びれは胸びれの下に位置し、鱗は櫛鱗で
あるなど、スズキ目と似た特徴をまちます。メバル・ソイ・カサゴ
ホウボウ・オコゼ・コチ・アイナメ・はカジカ1の1仲間です。
カジカは世界の海水や淡水に約300種類がいます。
キンメダイ
"キンメダイ" (金目鯛・硬骨魚網キンメダイ・キンメダイ科)
東京地方、神奈川県三崎ではキンメダイまたはアカギ、同県江の島
ではキンメとも呼ばれるそうです。岩手県以南の太平洋、パラオ海嶺、
ポルトガルのマデイラ諸島沖の大西洋およびメキシコ湾にも分布し
ます。体はやや長くて側扁する。目は大きく、金色に輝くのでこの
名があります。背びれは短く、体の中央より少し前方にあり、尻び
れは前後に長い。体色は鮮やかな朱紅色、体長は50㎝に達する。
昼間は水深300-800mの岩礁地帯に生息するが夜間は海面近くへ浮上
します。産卵期は7~9月です。